松山アーバンデザインセンター

プロジェクト

PROJECT

若手経営者の生業研究会

2017.02.11 UP

アンケート調査の実施

 銀天街裏通りと三津浜を研究対象地域に、近年の若手経営者の起業(生業)の動向とそれによるまち再生のあり方を検討している。

 銀天街裏通りは小さな店舗ではあるが、周辺から移転してきた、或いは流入してきた若手経営者の店舗が多い。こうした現象は、郊外地区に目を移したとき、古い町である三津浜地区でも類似した出店現象に出会う。三津浜には数年前に横浜から進出してきた「ミツハマル」が拠を構え、空き店舗や空き家の紹介を始めており、それが大きな情報発信ともなっている。

銀天街路地裏

三津浜

 この2つの地区の店舗経営者に対して、2016年5月末から7月にかけて、アンケート調査を実施した。調査票の回収数はいずれも52票である(計104票)。

 一部紹介すると、銀天街裏通りでは2000年以降の出店が7割、業種は2割強が物販、飲食、サービスと続く。自らが店舗の内装に係わった例は過半を超え、また当初から裏通りを目指したのは8割に上る。一方、三津浜では2000年以降の出店は4割、業種は物販4割、飲食3割である。内装に係わった例が6割、当初から三津浜を目指した店主は7割弱である。

 銀天街裏通りでの出店変動が大きく、業態は三津浜の飲食業が目立つ。出店に際しての地域選択は明快であり、また改装に自ら係わる経営者が多く、まち・地域へのこだわりやDIYを通した連携指向が見られる。特に三津浜では家族経営や職住一体(及び近接)が数多く見られ、生業と暮らしの両立指向が顕在化している。まち再生と関連づけたとき、路地裏や都市縁辺部のこうした動向は、新しいまちづくりの担い手づくりや暮らしの変容を先取りする物と位置づけられる。現在は詳細な集計・分析中で年明けに研究報告会を持つ予定である。

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