ラウンジ展示企画「メデヨムハイク」の募集を開始しましたた。
【趣旨】
俳人・正岡子規は現在の花園町に生まれた。19歳で俳句を作り始め、25歳で新聞『日本』で記者を務めるようになった。芭蕉を神格化した悪影響で陳腐な句ばかりを生み出していた当時の俳壇に一石を投じる連載は、多くの人の目に触れた。34歳で病死するまで友人と句会を開き、自身も句作に勤しんだ。
子規は俳句を自由で多様性のあるものだと考えている。その理念を元に、様々な俳句活動を行ってきた。しかし現在、俳句に対するおおよそのイメージは「難しい」「古い」などマイナスのものが多い。いかにテレビ番組などで面白おかしく紹介されても、「自分には難しい」と距離を置いてしまう人の方が多いのではないだろうか。ではどうすれば、より多くの人が俳句に親しんでくれるだろうか。子規の思う自由で多様性のある俳句とはどんな形だろうか。
当企画は、上記の疑問に対するひとつの回答としてラウンジ学生スタッフが実施するものである。子規生誕の地である花園町で、現代の若い俳人を紹介すると共に、俳句の新たな楽しみ方:言葉に出来なくとも俳句を鑑賞する方法を提案する。
【概要】
題句を見てイメージした物事のあらゆる視覚表現(写真、絵画、書道など)を募集します。応募作品の様式の指定はございません。
応募された作品は、
11月:もぶるラウンジ
12月末~:松山市立子規記念博物館1階ロビー
にて展示予定です。
【題句】
今日誰も触れざりし手に水蜜桃 黒岩徳将(1990~)
醒めやらぬ夜長の帰路に一人 石丸響子(1997~)
旧道を来て冬蝶の国にゐる 若林哲哉(1998~)
窓開く音や狗尾草の岐路 桐木知実(1998~)
金風やいつか星座になる右手 三瀬未悠(2000~)
題句の制作は10代・20代の俳人の方々にご協力いただきました。
【募集期間】
2019年9月1日~30日
【応募方法】
作品はメール、郵送、持ち込みで受付致します。いずれかの方法でご応募ください。
udcm.lounge@gmail.com
〒780-0012
愛媛県松山市花園町4-9 岡田ビル1階
もぶるラウンジ「メデヨムハイク」宛
ご応募の際は
・氏名
・住所
・連絡先(電話番号またはメールアドレス)
・どの題句を選んだか
を明記していただきますようお願い申し上げます。任意で作品の解説も受け付けております。