2022年4月29日(金・祝) アーバンデザイン・スマートシティスクールの修了式をおこないました。スクール受講生をはじめ、メンター、TA、センター長、副センター長、スクール講師などの関係者と一般視聴者がオンラインと現地会場に集まりました。本スクールは、多様な人々が関わり、工夫し合いながら、一緒に創りあげた学びのプログラムです。COVID-19の影響により、現地活動が少ない状況でしたが、式典として修めることができ、運営メンバー一同、嬉しく思います。
開会挨拶 羽藤 英二(UDCM センター長)
羽藤センター長からは「自分たちがまちに対して何ができるか考え、何かをやってみることがこのスクール活動である」そして、活動を振り返るこの修了式という機会が「これからの松山について議論できる場になることを期待している」というお話がありました。
来賓紹介
来賓の野志市長より、スクール活動の動画を楽しみにしているとのお言葉をいただきました。司会の板東ディレクターからは、第1回講義で講師を務めてくださった伊藤先生と大山先生から届いた労いとお祝いメッセージの紹介がありました。また、第2回講義の講師を務めてくださった花園町通りの重松氏と道後の山澤氏は、オンラインで修了式に出席してくださいました。
受講生インタビューリレー動画『未開催ツアー』お披露目
動画の企画趣旨
スクールTAの中出さんから、動画企画の趣旨説明の中で、『未開催ツアー』と題したこの動画は、一人称視点の構成になっていること、またそのねらいは、「スクール活動について振り返る機会」、「予定していた活動ブラン実施(社会実験urban design week.)を追体験する機会」、「社会実験のテーマに掲げた“マスクの向こうの風景”を考える(まちの現状や課題を再考する)機会」を提供することであるとのお話がありました。
動画の感想
動画を視聴して、受講生の山之内さんからは「自分の頭の中だけで勝手に想像していた他のグループの活動が、動画としてカタチにしてもらうことで、“こういうことをやろうとしていたんだな”と確認できて、すごくよかった。企画ありがとうございました」とのコメントがありました。同じく、受講生の崎山さんは「社会実験urban design week.としてどのように各スクール活動をつないでいこうとしていたのか、ツアー全体が形になっていてわかりやすかった。自分たちが頑張って取り組んでいた企画は、そういう風につながることだったんだなと言うのがよくわかり、よかったです」、メンターの石飛氏は「人が介さなくても分析できる時代であるが、AIではできないことが活動成果としてあった」と感想を述べていました。
修了証と記念品授与
開会挨拶 羽藤 英二(UDCM センター長)
羽藤先生からは「実際に活動したことで、すぐに結果が出るわけではないということを体験し、まちづくりって簡単じゃないなと実感したと思います。ただ、そういう中だからこそ気づくことがあるし、学べることがある」とのコメントがありました。また、「今まで自分たちが知っていたこと、わかっていると思っていたことが通用しない中で、いったんこれまでの学びを忘れて現場で学び直すことで、上手くいかなかったこともあったかもしれませんが、その学び直しの中で“アーバンデザイン”と“スマートシティ”と言うことが、皆さんの頭と体の中に、人と人とのつながりを通して、ちゃんと入っていったのではないかと思います」と受講生の活動を労いました。そして、ご支援いただいた地元協力者や松山市の方々に感謝の気持ちを述べ、受講生の修了を祝う言葉と拍手をもって、修了式を締めくくりました。(TA松尾)