まつやま路上利用プロジェクト

2020年度に取り組む『まつやま路上利用プロジェクト』は、新型コロナウイルス感染症の影響に対応する取り組みとして2020年6月5日に国土交通省から発表された「沿道飲食店等の路上利用に伴う道路占用の取扱い(2020年11月30日までの緊急措置)」を活用した、松山アーバンデザインセンター(UDCM)と連携団体によるプロジェクトです。

国土交通省から発表されたこの緊急措置は、沿道飲食店等の路上利用について地方公共団体と地域住民・団体等が一体となって取り組む場合、道路占用の許可基準が緩和されるという内容です。申請して認められれば、参加沿道店舗は認められた路上利用範囲を守り、周辺清掃へ協力する等、適切な路上利用のための日常管理に取り組むことを条件に、沿道店舗が店前の路上で感染対策を目的にテイクアウト等の販売やテラス営業等を行うことが可能になります。

この緊急措置により許可の基準が緩和されたとはいえ、条件をクリアするために関係者との協議や取り組み体制づくり、申請の手続き等を行う必要があります。そこで本プロジェクトでは、沿道事業者の皆さまがこの緊急措置を活用し、テイクアウト等の販売やテラス設置など道路上の営業(路上利用)を行うにあたっての課題等をUDCMとして検討・整理すること、また活用を希望される地域団体等に対して、実施に向けて支援を行うことを目的としています。

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『まつやま路上利用プロジェクトin銀天街』
松山市内で上記緊急措置を活用した最初の取り組みである『まつやま路上利用プロジェクトin銀天街』の概要、体制などをご紹介します。
UDCMは、株式会社まちづくり松山と協力して、実施にあたってのルールブック作りや各関係者との協議等に取り組みました。

  • 期間:2020年8月1日(土)~10日(月・祝)
    時間:各日13時~20時の間(左記の時間内で、参加店舗が設置可能な時間に実施)
    場所(範囲):銀天街商店街(アーケード内)
    事業(申請)主体:松山銀天街第一商店街振興組合、松山銀天街商店街振興組合
    協力:株式会社まちづくり松山、松山アーバンデザインセンター
    参加店舗:約25店舗
    主な路上利用の内容:店先(路上)にテイクアウトブースや商品棚等を設置
    『まつやま路上利用プロジェクトin銀天街』運用ルールブック(PDF:1.03MB)

その他の路上利用

松山市内では既存の枠組みの中で、既にいくつかの路上利用が実施されています。

『花園町オープンテラス(花園みんなで創るプロジェクト)』

2020年から花園町通りの地元協議会が主体となって取り組んでいるオープンテラス事業についての概要、体制などをご紹介します。
2019年度UDCMが主体となり、中心市街地賑わい再生社会実験の取り組みの1つとして、日常的な賑わいづくり、市民のまちなかでの居場所づくりを目指し、沿道店舗(1店舗)の協力のもと、カフェテラス社会実験『花園テラス』を約4ヶ月間実施しました。この花園テラスの実施状況をみて賛同してくださった地元協議会メンバーや沿道店舗のお力添えにより、2020年度から協議会主体での事業に移行されました(上記措置の活用ではなく、地元協議会が通りで実施するプロジェクト内の一つのイベントとして申請されています)。
現在、UDCMはアドバイザーとしてオープンテラス事業に関わっています。

  • 期間:2020年6月1日(月)~当面の間
    時間:各日11時~22時の間(左記の時間内で、参加店舗が設置可能な時間に実施)
    場所(範囲):花園町通り(東通り)
    事業(申請)主体:花園まちづくりプロジェクト協議会
    協力:松山アーバンデザインセンター
    参加店舗:6店舗(2020年8月末時点)
    主な路上利用の内容:通り(路上)にイス・テーブルを設置

『SWA-LOT すわろっと広場(大街道まちなか空間活用事業)』

2016年から大街道商店街アーケード内で常設されている座り場についての概要、体制などをご紹介します。
2015年度、大街道街なか空間活用実験を松山市が実施し、2016年度から地元の組合・店舗により常設化された市民のまちなかでの居場所づくりを目指した座り場です。松山大街道商店街振興組合が要項を策定し、要項内に「質の基準」を明記するとともに、専門家が助言する仕組みが構築されています。
UDCMは、レイアウトについて助言する等、専門家として関わっています。

  • 期間:2018年11月以降
    時間:各日10時~18時の間
    場所(範囲):大街道商店街(アーケード内)
    事業(申請)主体:松山大街道商店街振興組合
    参加店舗:3店舗(2020年8月末時点)
    主な路上利用の内容:アーケード内(路上)にイス・テーブル等を設置

番外編『屋外空間でのイベント開催に向けた感染予防対策検討の手引き』

松山市内の屋外空間(広場・道路等のオープンスペース)において、新型コロナウイルス感染予防対策の実施と良好な空間利活用の両立を目指すことを目的にした『屋外空間でのイベント開催に向けた感染予防対策検討の手引き』を作成しました。
イベント主催者が、自身が開催するイベントにおける対策内容を検討するための参考資料として活用いただくことを想定しております。
巻末に「(屋外空間でのイベント主催者向け)新型コロナウイルス感染予防対策チェックシート」も載っておりますので、ぜひ手引きを片手に、屋外イベントにおける感染予防対策と良好な空間利活用をご検討いただき、参加者も主催者も気持ちよく楽しめる空間づくり、イベントづくりを目指していただければと考えております。

『屋外空間でのイベント開催に向けた感染予防対策検討の手引き』PDFファイル(2.55MB)